【都議選】自民党の騙し討ち、大問題に…
東京都議会選挙で自民党が無所属当選者3名を事後公認し、波紋が広がっています。無所属で当選した宇川市の宮宅正彦氏、青木市の2名は、前回の選挙で自民党所属だったものの、政治資金パーティーの収支報告書不記載問題で公認を得られず、今回の選挙に臨みました。しかし、選挙結果が出るや否や、自民党はこの3名を突如として追加公認しました。SNSでは「ステルス自民党」や「詐欺」といった批判が殺到し、有権者からの信頼が揺らいでいます。
青木氏は「決して隠していたわけではない」と釈明していますが、有権者の中には自民党でないことを確認して投票した人も多く、騙されたとの声も上がっています。今回の選挙では、都民ファーストの会が圧倒的な議席数を獲得し、自民党は過去最低の議席数に留まりました。この状況は、有権者の責任でもあると自民党は主張しますが、投票者の多くは候補者の過去や実績を十分に調べなかったことが問題視されています。
自民党の追加公認はこれまでも行われてきたものの、無所属当選者が選挙後に自民党に引き込まれる手法は、今後の選挙戦においても大きな影響を及ぼすでしょう。政治の透明性が求められる中、今回の騒動は有権者の信頼を根底から揺るがす事態となっています。国民の意見を無視したこの選挙手法に、今後の政治の行方が懸念されます。